「地方都市の住人はHonya Clubで注文して地元の書店で受け取ろう。」

老舗がまた… 札幌・アテネ書房閉店へ 地下歩行空間開通で客激減−北海道新聞[暮らし・話題] 

 直接の原因は人の流れが地下空間に取られてしまったということだが、元々超低空飛行している地方都市の書店は、ほんのちょっとの横風が吹いただけで墜落してしまう。

 書店の生き残りでは、いろいろな工夫で乗り切っている例も紹介されるけど、そもそも地方都市なんかで隙間狙って特色出そうにも、それで捕まえられる客の絶対数が少なすぎる。
本のような商品は、人口に対して比例するのではなく指数関数的に増えていく。 人口10万人の都市ではせいぜい10冊しか売れない本が、100万都市では100冊じゃなく500とか1000、1000万都市なら1万とかいう数になる。 逆に言えば、都会なら地域でナントカやっていけるちょっと感じの良い小さな書店が、仮にイオンモールとかに入って20万とかの商圏抱えて、家賃はタダでも多分やっていけない。そもそも、集まってくる客の質が違う。

 Amazonで買えばいいだろっていうのもあるし、電子書籍もあるけど、本にたどり着くまでの過程の問題もある。

 ネットで本を見つけるのは、何らかの目的を持って探すときには最強だと思う。 TwitterのTLを眺めていて出会うこともある。 最近流行りのキュレーションサイトも本専門とか出来るかもしれない。(もうあるのかもしれないが知らない)

 実際、最近買っている本は殆ど(99%)がブログやTwitterなどネットで知ったものだ。
 それでも、東京の大型書店のような品揃えをしろなんて無茶なことは言わないが、とりあえずひと通りの新刊書籍と雑誌が並んでいる本屋というのはどうしても残っていて欲しいと思う。

 本屋で平台と棚の背表紙をザーッと眺める時の情報量は、いちいちクリックとかスワイプとかしながら見るのとは桁違いの情報量で、全く興味のないものの方が圧倒的に多いけど、それでもそこで思いがけずに出会う本というのもある。

 そう言えば、先日からGoogleリーダーがなくなるという話で盛り上がってる中で、もうRSSは要らないという声もある。キュレーションサービスもTwitterもいいが、私にはやっぱり大量の情報を一気に見れるRSSリーダーはどうしても必要だが、これも同じようなことだと思う。

 無駄なもの、全く興味もないものの中に、時としてアレっと思うようなものが潜んでいる。そして、そこから世界が広がることだってある。

 まあ、本屋が無くなるって話は今に始まった訳じゃなくて、30年前ぐらいから言われているわけだが、狼少年の話だった電子書籍も今度は本物みたいだし、そろそろ本気でヤバイ。
 
 というわけで、無駄な抵抗かもしれないが、地方都市の住人はHonya Clubで注文して地元の書店で受け取ろう。少しは延命できるかもしれない。

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