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livedoor ニュース - パナソニック 北京工場で600人が社長らを軟禁の衝撃
あまりにもいい加減な記事なので一言書いておこうと思います。

パナソニック北京で總経理ほかが従業員に取り囲まれて6時間ほど軟禁状態だったことは、中国国内でも報道されており事実だと思います。

問題は、
抗議の理由は、希望退職に不満を持ったためだ。パナソニックとしては、折からの世界的な大不況に見舞われて事業の効率化を迫られていた。希望退職を持ち出 したのはこうした事情によるものだった。結局、経済的な補償をすることで話がついたというが、昔の労使の“闘争”を彷彿とさせる出来事だ。
というのはなんなんだ?
もう少しまともに書けよー。

中国の報道や中国関係の日本の情報サイトの話を総合すると、直接の原因は、希望退職時の経済補償金の金額が工場の現場労働者とホワイトカラーのスタッフの間で数倍から十数倍も違ってしまうという不平等に反発したことのようです。

確かに、パナソニックが提示した条件は通常の会社都合解雇の場合の1.3倍から2倍という好条件でしたが、これから整理解雇される工場の現場労働者と希望退職対象のスタッフでは、退職時に受け取る額があまりにも違うわけで、それなら現場の労働者も同じ条件で希望退職させろって話になっても当然です。
現地でのオペレーションとして、この対応はすでに工場閉鎖の話まで流れている中での対応としては非常にまずい対応だったと思います。

この記事の書き方では全く不十分というか、その後がもっと悪い。こういういい加減な記事の常套手段ですが、「中国事情に詳しい財界人」なんかに適当なことを言わせてます。
「パナソニック側に法的な落ち度はなかったはずです。でも、中国の工場労働者の多くが貧しい内陸から来ているため、一時的ではあっても職を失うわけにはいかないという思いが強い」
確かに法的な落ち度はないけど、労務管理的には問題大あり。それと、「一時的ではあっても職を失うわけにはいかないという思いが強い」のはそうだろうけど、騒いだぐらいで工場閉鎖やリストラがなくなることはないのは今ドキの中国人労働者も判っていて、だからこそその場合の条件の不平等に反発したと見るのが「事情に詳しい」人の見方だと思います。

それともう一つ。
日本企業の給料が欧米企業より高いことも裏目に出ているという。
これなに?
ホワイトカラーについて言えば、日系は欧米系や下手すると中国系よりも給料が安いのは自明のことで、ワーカーレベルは少なくとも欧米系とは同じレベル、もしくはちょっと下。
昇級に関しては、基準が曖昧といわれているところはあるけど、昇給率は大体欧米系の方が高い。

ということで、「日刊ゲンダイ」の記事に文句言ってもしょうがないかとも思ったんですが、「中国事情に詳しい財界人」が本社にいるようなところで、現地法人の赴任者が、これ以上危険な目に遭うのはかわいそうと思ったので一言書いてみました。

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