2007年02月02日

中国で終身雇用?・・・とんでもない


(1/31)中国、解雇制限へ新法・進出企業の負担増加も(NIKKEI NET:中国ビジネス特集)

  全国人民代表大会(全人代=国会に相当)常務委員会が審議中の「労働合同(契約)法」草案によると(1)雇用期間に1年などの期間限定がある契約を連続2 回結んだことがある(2)10年以内に定年(男性は通常60歳、女性は55歳)を迎える――などの労働者は、企業と新たに定年までの終身雇用契約を結ぶ権 利を持つ。企業はこの権利を侵害すると賠償金支払いなど罰則が科せられる。
(同記事より引用)

中国関連のニュースをチェックしていたら、こういうニュースがありました。
もしこれがそのまま実施されると大変なことになります。

台湾系などでは、人件費の増加を押さえるため1年契約で、原則として更新・延長はしないというような工場もあります。
しかし、我々のような日系の工場では、日本的な管理を売り物にしている所が多く、1年でやめられるようではそれを維持することが難しいので、一般的なワーカーでもせめて3年ぐらいは定着してもらうような施策を講じています。

そうは言っても、これが10年以上というようなことになると、工場全体の平均年齢が上がり、給与も高くなることになり、経営にとって大きな圧迫要因となります。
現在の製造業は製品や製造工程の革新スピードが速いため、熟練も大事ですが、変化に追従できることの方がより求められるようになっています。

それに、中国人労働者の多くは熟練による長期的な向上というような考えは少なく、目先の利益や楽をすることだけを考えているのが実情です。(こういう考えを変えるのも、工場での従業員教育の課題です)

こういう状況で、このような労働契約形態を実施したら、企業の競争力もなくなり、生産性や品質を考えたら中国以外で生産して中国市場に入れた方が良いということになりかねません。

また、中国の農村の余剰労働力はいまだに拡大し続けています。
既に都市部で働いている人はいいかもしれませんが、こういう雇用形態になったら、都市部で働こうとする農村出身者は、「打工」といわれる不安定な雇用形態でしか働けなくなってしまうと思います。

いずれにしても、こんな法案が通らないことを祈りたいです。

人気blogランキングへ


tuwu_suzhou at 21:00コメント(0)トラックバック(0)自言自語   この記事をクリップ!

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
My Flickr
www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos and videos from taoyan_ni. Make your own badge here.
Twitpic
最新記事
Blog Links
Links


にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ
Recent Comments
My del.icio.us
Categories
Archives
Profile
このブログのはてなブックマーク数
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • livedoor Readerに登録
  • RSS
  • livedoor Blog(ブログ)