もうしばらく更新していませんでしたが、ちょっと時間ができたので最近の蘇州の様子など書いてみようかと思います。

一月も末になり、春節期間の帰省切符も発売され、街は春節を迎える準備が進んでいます。

そんな中で、最近の蘇州で一番の話題はとにかく人手不足。
中国で人手不足?と日本にいる方は思うかも知れませんが、このところ仕事で誰かに会うと、その話ばかりです。

先日も、1月の給料を払ったらその日に数十人やめてしまったとか、クリスマス商戦向けの生産が終わり仕事が減ったので自然にやめるのを待っていればいいやと思ったら、辞める人が多すぎてラインを維持出来なくなったとか。
とにかく、どこに行っても、どこの業界でもそんな話題ばかりです。
それは、日系企業に限ったことではなく、台湾系も中国系も同じです。
日系はまだいい方で、中国系は元々待遇が悪いと思われているのでもっと悲惨な状況になっているという話も聞きます。

そんなわけで、春節でみんなが田舎に帰ってしまうこの時期、各企業では春節後にどれだけの人が戻ってきてくれるのか、戦々恐々としているような状態です。

なんでこんなことになってしまったのか?ということなんですが。

まず、蘇州は物価が高い。
今、人が足りないというのは、現場で作業をするワーカーが足りないということです。逆に大卒などのスタッフ=ホワイトカラーは余っています。
いわゆるワーカーは田舎から出稼ぎに来ているがほとんどで、お金持ちの多い地元の人はそんな仕事には着きません。
出稼ぎの人たちは、少ない給料でやりくりして田舎に仕送りしたり、貯金していずれは田舎に戻るという人がほとんどです。

蘇州は物価が高いのに、最低賃金は上海や浙江省よりも安いので、暮らしにくいというのが一番の原因です。
これは蘇州だけでなく、南京・無錫など江蘇省の主要都市に共通の悩みです。
というわけで、1月23日に江蘇省は最低賃金を月850元から、上海等と同じ960元に値上げしました。
これは、今の人手不足を解消するというよりも、とりあえず春節で田舎に帰った人が戻ってきてくれるようにということで、今よりも悪くならないようにするというのが目的です。

そんな状況の中で、うちの会社では生産に使う部品が間に合わないでラインが止まりそうな状態が続いています。
ラインを止めて休ませると、ワーカーが帰ってしまうので毎日綱渡りでなんとかラインを動かしています。

来週からは、材料が無くても人を休ませるな、仕事が無くても春節までは休日振替などはしないで全部出勤させろという話をしています。

というわけで、今日も土曜日なのに、これから上海からお客さんや部品商社の人たちが来て、春節までの、というより目先の2−3日をどうしのぐかという打合せがあります。

まあ、それを待っているのでこんな時間が出来てしまったのですが。。。

春節までは、というかその後も、当分はバタバタの毎日が続きそうな感じです。