深セン皇崗から沙井に行く路線バスで、一部広深高速を走るバスがあります。
南斗の手前から高速に入り、宝安で降りて107号国道に入るバスです。
このバス、夜に乗ると高速に入って南斗の検査所の手前で、車内の照明を消します。そして、検査所を抜けると、また照明がつきます。
これってどういうことかというと、中国でも高速道路を走るバスでは、乗客が立ったままでは走れません。だから、検査所の公安に見つかると止められてしまうので、照明を消して見つからないようにしているのです。
実際、昼に乗っていた深セン行きのバスで、たまたま混んでいて乗客が立っていたら検問所を抜けたところで止められて、立っていた乗客が降りるまで足止めされたことがあります。
こんなことって、日本では考えられませんが、中国の路線バスは何でもありです。
同じ路線のバスが並走して平気で追い越しをかける。路肩走行もするし、交差点やロータリーでも他の車と同じように我先に突っ込んできます。
だから、バスがらみの交通事故が異常に多いです。
でも、そんな中国の路線バスでも、車掌さんが妊婦さんや赤ん坊を抱いた人が乗ってくると、近くに座ってる人に席を空けさせる(結構強引に)光景を良く見ます。車掌さんの言い方がきつい割には、言われた方も嫌な顔をしないで席を譲っていますし、お年寄りにも良く席を譲っているのを見ます。
運転もそういう譲り合いの精神があれば、交通事故も少しは減ると思うのですが・・・。
もっとも、日本でもハンドルを握ると性格が変わるっていうのがありますけどね。
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